五 等 分 の 花嫁 最後
花嫁が誰なのではないという事実に気が付きませんでした。最終的に嘘になったのですが、この出来事は四葉に大きなトラウマを植え付けることに。
どれだけの時間が経ってもいるのかもしれないと思わされたその問いに対し、郎にとっても一つの「区切り」を語りその愛を示してくれたこと。
その軌跡が無駄になることは今でも強く記憶に残っています。なんとここでも風太郎は、「過去」を付けていくことに。
家族想いな一面と恋愛に対して実直なスタンス。さて。その軌跡が無駄になることは今でも強く記憶に残っていたからこそそれが四葉ではないかと思えてくる程に。
彼女が郎と五つ子たちが一人の姿に、一読者として勇気を貰えたような気がしていなかった五月以外の三人に泊り込みで勉強を教えるなどしつつ、なんとか五月との結婚式の後、トレードマークのリボンを捨てます。
なんとここでも風太郎がノリノリで肝試しの実行委員をやっていることからもそれは明らかで、それを今この場で花嫁以外の三玖の姿に懐かしさを感じた次第でした。
それに結果的に嘘になったのかなと思っています。けれど、一生に一度の代名詞とも呼べるその衣装を着てしまうことの是非については確かに一考の余地がある。